3月2日（水）東京・大久保のK-1ジム総本部にて、3月4日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ～-65kg日本代表決定トーナメント～」K-1 -65kg Fightで-65kg王者ゲーオ・ウィラサクレックと対戦するマサロ・グランダーが公開練習を行った。

　王者ゲーオとの大一番を控えるグランダーは2分2Rのミット打ちを披露。この日はパンチのみの公開となったが、キレのあるパンチと細かいコンビネーションを見せた。

　過去にムエタイファイターとも対戦しているグランダーは「練習はハードだったけど、基本的にやることはいつも通り。K-1ルールで戦うのにムエタイの練習や対策は必要はないだろ?」とキッパリ。「ゲーオはK-1チャンピオンになった人間だから蹴りもパンチもすべてに注意している。でもそれは自分も同じで、ゲーオとだったらすべての攻撃でぶつかり合う試合が出来ると思うよ」とゲーオ相手にも臆することはない。

　むしろゲーオとの対戦をビッグチャンスと捉えるグランダーは「この試合は自分の名前を世界に知らしめるための大きなチャンス。そういう気持ちは間違いなくゲーオより勝っていると思うし、あとはそれをリングの上で見せるだけ。自分の一番のモチベーションは最強の選手を倒してナンバーワンになることだ」と宣言。

　さらに「みんなはゲーオがKOされる姿が見たいかい?　ずっとこのパンチ・この蹴りが当たればゲーオをKO出来ると信じて練習してきた。実際の試合でどうなるかは分からないけど、俺はKOで勝ちたい。どんな試合になってもどちらかが倒れる試合になるだろうし、KOが見たければ金曜日は会場に来て俺の試合を見て欲しい」とKO予告も飛び出した。

「金曜日にチャンピオンに勝って、6月の世界トーナメントで優勝して、今年は真のK-1チャンピオンになる」。グランダーはゲーオ戦を-65kg完全制覇の第一歩にするつもりだ。