5月11日（水）東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて、6月24日（金）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ～-65kg世界最強決定トーナメント～」の追加対戦カードが発表された。

　待望の新生K-1初参戦となる城戸康裕の対戦相手はKrush-67kg王者・渡部太基に決まった。両者は今回が初対戦で、前田憲作K-1プロデューサーも「城戸選手はK-1MAXでも活躍した実力者で、世界の壁を打ち破ることが出来る選手。対する渡部選手も誰が相手でも真っ向勝負する激闘派なので、激しい試合になると思います」と期待を寄せる一戦だ。

　いよいよ対戦相手も発表となった城戸は「参戦会見で『お前、誰だ？』という相手をお願いしたのに、渡部選手、めちゃくちゃ強くないですか！」と前田プロデューサーにツッコみつつ（？）「前回のK-1でも山崎陽一をダウン寸前まで追い込んでいたし、めちゃくちゃ攻撃力がある。オファーを受けた時は『まじか…』と思いましたよ。本当に渡部選手は強いからドキドキですよ」と激闘派・渡部との対戦に気合いを入れ直す。

　その上で城戸が掲げた試合のテーマは“闘牛VS闘牛士”だ。「渡部選手は闘牛のようにガンガン前に来る感じなので、僕は闘牛士のようにかわします。そこで誰か槍を投げてくれば最高ですが、そういう感じでいきましょう！」とテクニックで翻弄すると予告した。

　対する渡部は「前回も70kgの試合でガンガンいって負けちゃったんですけど、チャンスをいただいてうれしいです。城戸選手はなんでもできるし、唯一、世界で通用する選手かなと思います。めちゃめちゃ強い相手ですけど、しっかり仕上げます」と気合い十分。「いつも通りガンガン行って盛り上げて、大会のベストバウト目指して勝ちに行きます」と実力者・城戸が相手でもアグレッシブなスタイルを貫くつもりだ。

　ファイトスタイル・キャラクターどちらも好対照な2人。果たしてどんな結末を迎えるか？